あなたの歯並びは?

あなたの歯並びは?

矯正治療を始めたいのだけど、本当に歯が動くんだろうか?とか、どれくらい目立つのだろうかと考えておられる方がたくさんいらっしゃると思います。そこで、患者さんのご了解を頂き、その方の治療の流れを、矯正治療の通院間隔は月に1回程度ですので歯を動かし終わるまでの過程をご覧頂こうと思っております。いくら口頭で説明されてもな んとなくピンと来ないところがご理解頂ければ、幸いです。

その前に悪い歯並び・噛みあわせ(歯列不正・不正咬合にはどんな種類があるのかそしてあなたの歯並びはどれにあてはまるのか診てみましょう。

叢生(そうせい):

今最も多いタイプで顎の大きさに較べて歯のサイズが大きく並びきれない状態。3人掛けの椅子に4人座っているような状態です、理想的には顎の成長がたくさん残っているうちに矯正医や歯科医にご相談されるのが安全かと思われます。

上顎前突:

噛みあわせた時に下の前歯に較べ上の前歯が出ている状態。しかし、実際は下顎の前方成長が小さくて上の前歯が相対的に出ている様に見えてしまう症例の方が多く見られます。

下顎前突(反対咬合):

上の前歯より下の前歯の方が噛んだ時に前に出ている状態。この歯並びもどちらかというと上顎の前方成長が小さく下の方が出ている様に見えてしまうパターンの方が多く見られます。

開咬:

奥歯が噛んでいるのに上下の前歯の間に空隙がある歯並びで、原因は、舌を前に出す等の癖であることが多い。治療はなるべく早めに行った方が治療後の安定性が高い。

交叉咬合:

噛み合わせが途中までは、上の歯並びが下より広く正しい被蓋を呈しているが、部分的に被蓋が逆になり下の歯並びの方が上より外側に噛んでいる状態。噛み合わせだけでなくお顔にも影響が出やすいので治療はなるべく早めに行った方が治療し易く安定性も高くなります。

他にもいろいろな歯並び・噛みあわせがありますが、代表的なものを挙げてみました。
さてあなたは、どのタイプですか?気になりますか?・・・・・

それでは、実際にやってみましょう。
症例は上の前歯が出ている23歳の女性です。真ん中から数えて上下の5番目の永久歯が生まれつきありません。そこでその隙間を利用して特に上の前歯を引っ込めるという治療計画を立てました。症例の難易度は、3段階中やや高めの2.5です。
但し、子供の頃からのひどいアレルギー性鼻炎で真夏を除いて殆ど一年中鼻がつまり、口で呼吸していますので、その辺が問題点になるだろうと予想しております。
初診で、約1時間、今の歯並び・噛み合わせの状況について説明し1週間後に詳しい検査を約1時間半程かけて行ないました。そして、その2週間後にやはり1時間程かけて治療方針や期間、費用等治療の詳細について説明致しましたところ、ご本人が納得して頂けましたので、次回より治療を始める事になりました。
治療は、ゼロベースバイオプログレッシブ法により行い、歯の表側にセラミック製のブラケットという装置をつけますが、奥歯だけにはバンドという金属製の装置をつけ、前歯を出来るだけ下げるため奥歯は、固定しておきたいので両方の奥歯のバンドをワイヤーで、連結してあります。期間は、月に一回の調整で、2年間かけて歯を動かし終えその後、綺麗になった歯並びが動かないように、とりはずしの出来るリテイナーという装置で3年間おさえておく事としました。歯の移動量や移動方向は、この治療法の特徴とも言えるV.T.P(目で見る治療計画)を参考に行なっていきます。さあスタートです。

初診時

噛み合わせや歯並び、お顔を予め撮影し、それを画面で拝見しながら適切な治療開始時期や、治療内容、費用などについての概要を30分から60分程時間を頂いてご相談・ご説明致します。お解かりにならないことがあれば、年齢や不正の程度の大小等に拘わらず、ご納得の行くまでご相談下さい。

横顔・治療目標

○ 2011/09/14 ブラッシング指導:歯磨き指導+歯磨きトレーニング(40分~60分)

○ 2011/09/25奥歯の器械を合わせて型を取り、装置を作る準備をした

○ 2011/10/22 :上顎の内側に上の歯列を広げる装置をつけた

○ 2011/11/28 :下の前歯4本と奥歯2本に装置をつけ針金を入れた

○ 2011/12/30 :上下の横の歯と下の一番奥の歯に装置をつけて針金を入れた

○ 2012/01/20 :左右の糸切り歯の噛み合わせが深いので、下の糸切り歯を針金から引っ張り始めた。糸切り歯よりも後ろの歯は一本の針金を通した。上の針金を太くて硬い針金に替えた

○ 2012/02/12 :下の前歯が随分と下に押し下げられてきた。それと同時に下の糸切り歯も押し下げられてきた。下の横~奥歯も整ってきた

○ 2012/03/13 :上の前歯に装置を着けました。又、下の糸切り歯を引き続き押し下げました。糸切り歯が大分動いてきたのがおわかりですか?

○ 2012/04/28 :昨年の10月から治療を開始し、約半年が経過し、大分隙間もなくなり順調に進んでいます。

○ 2012/06/08 :上の前歯の隙間が閉じました。

○ 2012/07/25 :下の前歯が随分見えるようになりました。

○ 2013/2/15 :下の歯並びはすっかりスペースがなくなり、上ももう少しでスペースがなくなるところです。 

○ 2013/8/9 :比較的これまで順調に動いていましたが、前歯の噛み合せが再び深くなり、スピードが落ちてしまいました。上顎のスペースはかなり無くなってきました。
このあとある秘密兵器を使ったことで、突然ゴールが見えてきました。
この秘密兵器については、いつかどこかのコーナーでご紹介します。  

○ 2013/11/06 :ちょっと写真は休憩です。
突然ゴール間近となりました。年内に外れる目途が付きましたが、
外れた時の写真については、しばしお待ちください。
このコーナーかブログの方で報告する予定です

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