というタイトルのコラムが先日の毎日新聞にかなり大きく載っておりました。
当ブログでも何回か、とりあげておりますが、まだまだ「えー本当に?」、「マジ?」
と思われている方が多いようです。
毎日新聞のコラムでは、文科省が公表した小中高校生の生活習慣に関する全国調査のデータ(公立校の小学5年生~高校3年生約2万3千人を対象)をもとに,詳細に考察されています。
結論の一部をまとめると、当院のブログに何度も登場されている、山梨大学医学部小児科の杉山 剛先生のご意見と同様で、中学生を対象に午前0時前に寝る率はスマホを利用していない生徒は85%、1日に1~2時間利用は、78%、2~3時間利用が67%、4時間以上利用が47%と使用時間に比例して就寝が遅くなった。
この結果は当たり前であるが、問題は、本人たちも年齢と共にだんだんスマホを手放せなくなり、朝起きるのが辛く感じられたり日中眠くなり、集中力がなくなって来ていることに気がついている事だと思います。
所謂ブルーライトを夜間浴びると体内時計が狂い、睡眠の質そのものも悪化している状況を何とか食い止めないとまずい時期が来ているのに、文科省では、情報機器のつかいすぎは避けましょうという呼びかけをしている程度で、しかもそのプロジェクトに携わっている大人たちが、ブルーライト対応メガネをつけて歩きながら電車の中で、スマホを手放せない状態では、子供たちが良い睡眠を充分に摂れる様になるのは、かなり難しいですね。 、