こんにちは 副院長の真由美です。
今年も残すところあと2日、皆さんそれぞれに頑張った一年を過ごせたことでしょう。
何かしら成長を感じられた一年をでしたか?
成長といえば かの有名な”成長ホルモン” 生まれてから大人になるまでの体の成長に欠かせないホルモンですね。あの、メッシ選手は子供のころ成長ホルモンが少ない病気で もともと素晴らしい才能があったものの身体の成長が鈍く ホルモン療法を受けさせるためにバルセロナが引き受けてあれだけの選手になったのだそうな
では大人になると成長ホルモンは必要なくなってしまうのでしょうか?実は70歳でも80歳でも成長ホルモンは量は少なくても分泌され続けています。
私たちが生きていくためには 呼吸 心臓の動き 脳活動 運動などさまざまな反応が必要で そのためにエネルギーを消費しています。このエネルギーを体の中の物質から作り出すときに 成長ホルモンは必要です。また、その反応の過程で細胞が傷つくことがつねにあります。その修復にも成長ホルモンは必要なのです。
Pfzer 成人の成長ホルモン分泌不全症より
成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌されます。寝不足が続くと疲れやすく集中力がなくなったり肌が荒れたり胃腸の調子が悪くなったりと多くのトラブルが出てきてしまうのは成長ホルモンが足らなくなるからと考えられています。
睡眠不足の状態が長期にわたればコレステロールが溜まり循環器系の障害や神経障害さえも起こしやすくなったりと身体のあちこちで不都合が起き 命の危機さえ招きかねないのです。
成長ホルモンの分泌が睡眠中に多いといいましたが 運動 入浴 空腹も分泌のスイッチの一つと言われています。
規則正しく健康的な生活が成長ホルモンの減少を防ぐ鍵なのです。お正月は生活のリズムが崩れやすいときですが、だらだら食べ続けることをやめ身体を動かしてしっかり睡眠をとることで 新しい一年の始まりを元気に迎えてください。
今年も一年間 たくさんの方に支えられて 無事に終わろうとしています。本当にありがとうございました。佳いお年をお迎えください。