副院長の真由美です。
毎年恒例になりつつある年末のブログになりました。一年があっという間にすぎていきます。
今回はフッ素のお話です。フッ素といえば 虫歯予防のファーストチョイスとして歯医者さんでも一般の方でも思いつくものですよね。フッ素の作用としては
①歯垢の細菌の活動を抑え、酸が作られるのを抑制する、
②歯質を強化する、
③初期虫歯を再石灰化させる。
歯にとっていいことばかりです。今までは歯磨きなどに配合するフッ素濃度は日本では1000ppmでした。
今年3月に厚生労働省からフッ化物を配合する薬用歯磨き類のフッ化物の配合について上限を1500ppmとする事が承認されました。これで国際基準(ISO)と同じになったわけです。ただし、6歳未満の子供には使用してはいけない注意書きがありますので、気を付けてくださいね。
このフッ素入りの歯磨き剤ですが、より効果的な使い方があります。
まず、何もつけずに全体をよく磨きます。歯垢が附いた状態ではフッ素は歯につきませんからね。歯ブラシの物理的な力でプラークはおちます。そのうえでフッ素入りの歯磨き剤 あるいはフッ素入りのジェルを使いましょう。歯医者さんでフッ素をやってもらう時は必ず磨きますよね。あれと同じです。
そして、最後のうがいは軽くでいいと思います。特にジェルは1度だけの方が成分が多く歯に留まってくれます。上手に使って虫歯のリスクを減らしていきましょう。
今年も一年皆様にさまざまな話題や情報をお届けできたでしょうか?
院長の快気祝いの集まりです。みなさまにとりまして新しい年が幸多き事をお祈りいたします。