マウスピース型矯正装置
(インビザライン)を用いた治療
ブラケットとワイヤーを用いた治療では、口を開けたときに装置が少し目立ちます。「治療を受けていることを周囲に知られたくない」、「仕事の時に装置が見えると困る」といった理由で、矯正歯科治療を始めることのできない患者さまも少なくありません。
そういったお悩みを解決するのが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)です。この装置は、透明で目立ちにくく、痛みが少ないため、より快適に治療を受けていただけます。さらに、食事や歯磨きの際は、自由に取り外していただけるので、日々のセルフケアや食事に影響が及ぶこともありません。
インビザライン・システム(invisalign®️)とは?
インビザライン・システム(invisalign®️)では、コンピュータ上で歯の移動のシミュレーションを行い、それに合わせてマウスピース型矯正装置が製作されます。登場したばかりの頃は、適用できる症例が限定的でしたが、今では改良を重ねることで幅広い症例に対応できるようになっています。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアメリカのアライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
※国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)の特徴
装置が目立ちにくい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で装着するのは、薄く透明なマウスピースのため、口を開けたときに目立ちにくいです。そのため、周りの人にほとんど気づかれることなく歯並びを改善することができます。
痛みや違和感が出にくい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、10日間〜2週間ほどで次のマウスピースに交換します。マウスピース1枚あたりの歯の移動量が少ないため、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が生じにくいと言われています。
また、0.5mm程度と非常に薄いマウスピースのため、装着時の違和感もほとんどありません。
ご自身で簡単に取り外し可能
従来のワイヤー矯正は、歯磨きの際に装置が邪魔をして、すみずみまで磨けないという問題がありました。
しかし、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は取り外し可能であるため、歯磨きの際に取り外すことで、口腔内をより清潔に保つことができます。また、食事の際にも取り外すことが可能であるため、普段通り食事を楽しむことができます。
金属アレルギーの患者さまにも対応
金属アレルギーの患者さまにワイヤー矯正を行う場合、使用できる装置が限られてしまい、場合によっては治療期間が少し長くなってしまうこともあります。一方、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明な樹脂でできた装置であり、金属アレルギーの患者さまにも問題なく適用可能です。
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)の注意点
適応可能な症例が限られる
ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、それぞれ得意・苦手な歯の移動方向があります。
症例を選ばず、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用してしまうと、治療がなかなか進まない、正しい咬み合わせを得られない、等の不具合が起こります。
自己管理が必要
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は自由に取り外しができますが、1日20時間以上の装着が必要となり、食事や歯磨きの時間を除き、常に装着することが望ましいです。そのため、装着時間を自己管理できる人に向いています。
装着時間が短すぎると、マウスピースが不適合となり、治療が進まなくなるため、注意が必要です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は矯正専門のクリニックでの治療が
おすすめです!
マウスピース型矯正装置(インビザライン)なら、どこの歯科医院で治療を受けても同じだと思ってはいませんか?マウスピースを用いた矯正歯科治療は、事前の治療計画が非常に重要です。症例を選ばずにこの治療法を選択すると、治療が長期化したり、正しい咬み合わせが獲得できないリスクがあります。
当院では、精密検査の結果をもとに、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が適用できるか判断いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。